ゴールデンウィークが 過ぎていきました。
若夏の日差しと 霧雨混じりの うりずんの季節到来です。
近頃は 季節の迷路に入っているような 気温変化があります。
予報士(私共だけで呼んでいる) 現役海人おじい(仲原さん82歳)は
空を見つめながら
「ワシは もう天気を当てきれん」
と呟いたのです(..;。
風の流れ 太陽の色 空 月や星の位地
永年熟知した 培ったはずの様々な 『読み』 が
できない…。
GW中に 北海道が30゜
今 渡嘉敷島の最高峰 赤間山
国立青少年の家からの展望しています。
気温は 20゜です。
避暑地化していくのでしょうか…
爽やかな風に 程よい気温 ついつい 喜んでしまって…
日焼けした清明祭の5月は ずっと昔だったような
蒸し暑い梅雨の季節は どこにいったのでしょう。
天空の迷路の中で 5月の景色を観ています。
月別: 2008年5月
日暮れのビーチ
サラサラの雨
細やかな 柔らかい小雨が ひとしきり 大地を 潤していきました。
南の島の 粉雪のような雨
薄いベールとなって お肌に シットリ
どこか 切ない 霧のような 日暮れです。
海フレンズ
大ファミリーのY家様
沖縄のリズムが 故郷の流れのように 合っていて
ご主人様は 三線や沖縄民謡が プロ級で 島人も唖然。
デージ ヤッサ
お父さん お母さん
皆 まったり 笑顔も緩やかで
4連泊が あっという間に 過ぎていきました。
島人の里帰りを お見送りする気分です。
今日の一言
『 青春 』
青春とは
人生のある期間ではなく
心の持ちかたをいう。
年を重ねただけで
人は老いない。
理想を失うとき
初めて老いる。
サムエル・ウルマン「青春」より
仙台ドクターチーム
72歳のドクターダイバーズ
助さん 格さんは 国吉に もう13年も 来て下さる ベテランダイバーさん。
今回は ホテル『ケラマテラス』のバーで 豪快に飲み
連日 8ダイブする 疲れ知らずの日々
恐るべし 72歳ヤングマン
先生! 若返りの秘訣は?
海 海 海
レギュレターの 紋所が 眩しいのです。
方言の行方
只今 お客様から 沖縄の方言についての ご質問が ありました。
ニフェーデービル(ありがとうございます)
近年は 観光地化やTVからの影響を受けて 沖縄の方言が 標準語に変わりつつあります。
実は 沖縄の歴史を 辿ると
標準語励行運動は 3つの時期にあったんですよ。
第1期は 沖縄県が 標準語励行を取り上げた(明治13年 廃藩置県から標準語を習得させる目的で “日本化”させようとした政治色の濃いものです。
第2期は 県民が郷土を離れて 南洋方面に移民したり 大阪などの他府県に出稼ぎに出た時期です。
沖縄の言語・文化の個性が異質性をもってとらえられ
日本の県とは異なる 琉球と位置づけしていた頃 “文化的要素の否定・払拭”に力が注がれた時代です。
第3期は 15年戦争に突入した辺り
昭和14年には 国民精神騒動運動が 展開されて 標準語励行が一段と強化されました。
その為に“沖縄の言葉の一掃”が この時期 県からの一大方針として打ち出されたのです。
「教育の基本は言語から」と教育現場から 標準語励行と 方言廃止が徹底して行われました。
生徒の足を踏み 「アガァ」(痛い)と言うと 大変
昔 県立一中では 方言使用という違反行為の為に 落第者を出したそうです。
戦争と教育のはざまでなされた 皇民化政策の遂行でした。
言葉の破壊は コミュニケーションの否定に繋がります。
沖縄戦では 方言を使った人は “スパイ行為をはたらいた”として処刑されるという異常事態もでました(沖縄キリスト短大旧金城重明学長より)。
ワタシは 東京の大田区にある東調布中学校出身です。
校長先生同士の友情から 首里中学校と姉妹中学として 文通や交換交流(ホームステイ)をしました。
高校2年には “沖縄に生きる”というタイトルで 文化祭をしたり
大学の頃は 言語学概論の中で 琉球語のヤマト言葉と唐言葉のルーツなど
とても興味を持ちました。
さて 脱線
方言は 今ではウチナンチュからも あまり耳にしなくなってきています。
コテコテの方言で トークしていたラジオまで 標準語になりました。
沖縄だけではなく 地方の方言が 失われていく中
土地の風土独特の ニュアンスが 消えていく今日です。
同時に 沖縄的テーゲー(ほどほどに)精神が これまでの スローテンポに 許し難い 厳しい御批判さえ飛ぶ 時代になってきました。
観光業務に携わっていると 一層そう思うのです。
軽い「チャービラサイ」から 「ようこそ おいで下さいました」
方言が消えゆく今日 標準語が 全国一律の特異性のない 近代化に移行していると感じるのは ワタシだけでしょうか。
上空の謎
沖縄はGWが 明けると 梅雨入り宣言がやってきます。
他府県の梅雨とは 一味違う アッサリ雨です。
スコールのように 空っと顔を出す 太陽君。
梅雨の入り口で シトシトと GWの終わりを 告げています。
ともすれば 空梅雨の南のララバイ
水不足も 起こり得るんですよ。
とはいえ 例年より 1月・2月と 雨が多かったので 今年の水量確保は 少し安心しています。
島の思い出
香川県から 同期のお仲間5人が 沖縄散策です。
島の思い出
海 空 風 食事
なんといっても 長い長い夜…
昨夜は、泡盛を飲んで まったりした島の空気に とことん酔う 居心地
ハテ?一人足りない
と。外に行き倒れ
でも 大丈夫
襲われる事もなく
風邪を引く事もなく
でも 誰か〜 運んで下さい。
いい? そうか…仕方ない寝かしておこう。
と。一夜明けの記念ショットです。
西海岸を歩きながら
干潮に ゴミ袋を持って 西海岸を3人で お散歩しました。
数日前の 真夜中の風雨で ゴミが 漂着しています。
ハングル文字のペットボトル
ビーチサンダルの片方 古びたロープ
ゴミ拾いの後 国吉のお墓も お掃除しました。
気持ちを サッパリさせて 海にパチャパチャと 入ると
サンゴが 足に気持ちよく ハイ 『パシャリ』
これ! 透明で まるで打ち上がった浜辺に見えるかもしれませんが
膝まで水に浸かった 海辺です。
シンプルな海。
どこまでも 透明な世界です。
夫婦愛 同じ趣味で上昇中
M夫妻は 素敵なダイビングカップルさんです。
バディは アウンの呼吸
ダイバー夫妻は 親友カップルですね。
長い業務の国吉では 未だ 当方のダイビング夫婦の お別れ話を 聴いた事がありません。
深い海で 強い絆を確認しあう バディ
命を預けあう お2人の呼吸は いつだって テレパシーの域です。
優しく穏やかな お2人は 初顔合わせでも
直ぐに ダイバーの人気者
静かに微笑みむ お2人から ゆったりした人生観が 伝わってきます。
いいなぁ。ふと 横を見る。野良猫があくびをしていました(^^ゞ。