国吉の3兄弟



沖縄の名字には、 同姓が結構多いのに お気づきですか?
比嘉・金城・小嶺・大城・玉城等々。
名字のおよそ9割は 地名に由来しています。
ルーツを辿っていくと 琉球王朝時代に 士族に与えられた 領地の名前がもとになっています(他府県の屋号も江戸時代から広がり)。
昔は 行政区分の大きいほうから間切られ、村があって 領主や官史が置かれていました。
その地名を冠したころから、名字が決まったようです。
小高い岬に挟まれた入り江に 島袋という地名がついて、 そこに王府の役人が赴任して島袋を名乗ったのです。
具志川・ 屋嘉・ 金武 という地名もあるんですよ^^。
また 沖縄では時代の移り変わりに、同姓が多すぎる事から 家主の好きな姓に変更できました。
ですので旧姓を 屋号といいます。
国吉の家号は金城(かなぐすく)なんですよ^^。
お爺ちゃんは3兄弟でした。
長男がメージョー、次男がカナグスク・3男はミィメイジョーと 屋号がつきました。
姓名は 金城です。
島に金城が多いので 戦後、国吉に改名しましたが 3家のお位牌は 皆、金城と書かれています。
父はメージョーの叔父さんが亡くなる時、お仏壇をお願いをされ、建物は台風で朽ち果てたのですが、昭和56年に次男晴大
が生まれた事で 家を建て、晴大に任せる事になりました。

またミィメイジョーのお仏壇も戦後から69年、ずっと母から私へ、私から嫁へと受け継いでいます。

お盆は三軒、大忙しですが、御先祖様のお蔭で 家族の絆が永遠に続いていく ルーツを大切に守っていきたいと思います。

「国吉の3兄弟」への3件のフィードバック

  1. 三軒のお仏壇にそれぞれ立派なお供えをされるってすごいですね。ご先祖を大切にされているのがよくわかります。

  2. えみさん
    お供え物はいいのですが、朝昼晩とおやつのお供えを三軒走り回ってやるのがしんどいです。
    次世代はどうなっていくかは…

  3. えみさん
    お供え物はいいのですが、朝昼晩とおやつのお供えで走り回っているのが後日カラダに出ます。

えみ へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です