タイムスリップ



通称ボン。43年前、今の『リーフイン国吉』の屋上では、ビヤガーデンを営業していました。
嘗てアメリカナイーズされていたシャワーオンリーの施設は、80名収容の『国吉荘』です。
そこに36年前、大阪から逞しいボンがアルバイトに来てくれました。
今や飛ぶ鳥を落とす勢いの大社長さんです。
あの頃の、超人級の体力3人はボン、赤嶺さん、研さん、そして主人。
JALのケラマツアーは渡嘉敷島から入村したんです。
毎日80名のご宿泊を頂き、次いで太平洋航空が島を満杯にしていました。
早朝5時半からスタンバイ、真夜中まで営業していたビヤガーデン。
主人の元に集まった体育会系のタフガイは、3人共今や社長さんです。
並大抵の体力ではこなせない仕事の量でした。
ある日、テレビの全国放送で、青年実業家の2時間スペシャル番組が流れて、その内の1人
研さんが登場し回顧録に『渡嘉敷島で国吉栄さんに出会って人生が変わった。出会ってなかったら、今の自分はなかったはずだ』
感無量でした。
当時の日本は、海外旅行が高くて、沖縄はちょっとした異国情緒の地でした。
国吉のメンバーは体力、知力、行動力、何もかもが それぞれの地元でも、とびきりの つわ者揃いが集っていました。
風が強くなると屋上の鉄骨に立って、テントを外したり、まるでとび職のように皆身軽でした。
さて今年、一本の電話が鳴ると『思いたったら吉日』仕事が終わるや、そのまま飛行機にパピューと乗って来てくれました。
1000坪の工場を建て、技術を海外に起動させる 昔と変わらない ビッグなボンです。
嘗てのスタッフが 忘れずに 会いに来て下さる 絆、亡き主人に感謝しています。
開口一番、カナさんは 何故 誰とも一緒にならへん? 恋愛しいや。
そうよね。でもね。皆私との距離が昔からズーッと同じ、だから今もって変わらないんじゃないの。
強がり言えば、私もてるよ。荷物。
距離が縮まらないのよ。もうお婆ちゃんだし。
何言うてんねん。これからの高齢者は自由やで。
ちょっと待って!! 私、キャンディーズの世代よ(やっぱり年だ)
おばあちゃんが色気付いたら暴走しちゃう。怖い。
おっとF!選手によ。
タイムスリップした2人は、終始笑いっぱなしでした。

「タイムスリップ」への1件のフィードバック

  1. 昔の話、いい話ですね!
    正月から、心が温まりました。
    何十年経っても、若い時の、インパクトある青春の時を共有した仲間は、昨日まで一緒に居た様な気分にさせてくれますよね?!

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