アヒルの独り言


南の島の夜は まったり琥珀色のまま 揺うらり揺うらり 時を越えていきます。
やがて星の滴が 流れ星となって 降り注ぐ頃
アヒルは 泡盛を呑みつつ
地球じゃ もう真夜中らしいが 南じゃ 紺碧の空が 美しすぎて 眠れない
と嘆くのです。
一定の時を越えると
アヒルは泡盛を置き
オリオンビールの注がれた 碧く光る水槽に体を伸ばしながら
オリオンの泡の中で 気持ちよさそうにうたた寝をするのでした。

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