『国指定重要無形文化財』組踊・渡嘉敷公演



昨夜はユネスコ『無形文化遺産』である
『舞踊』と『組踊』の公演が渡嘉敷村中央公民館で開演されました。
国の重要無形文化保持者8名様と伝承者の皆様で構成された舞台でした。
『組踊』は沖縄の伝統芸能です。 
県外の皆様は耳慣れしてないと思いますので説明しましょうね。
いわゆる お能・歌舞伎・狂言・中国の宗教文化全てを融合して 沖縄独自の伝統芸能『組踊』が誕生したそうです。
琉球王国時代、尚敬王の冊封にあたって踊奉行職の玉城朝薫が創始しました。 
(現・国指定重要無形文化財組踊立方保持者・曾主の先生からお聴きしました)。
舞踊は
☆『かぎやで風』
国王の前で演奏し、踊ってきた別名(御膳風ぐじんふう)ともいう祝儀舞踊です。
☆『女特牛節』
おめでたい歌詞で、女踊として様々変容しました。
基本的には出羽・中踊・入羽で構成されたものと、組踊で乙鶴が谷茶の按司の前で踊るもの等です。
☆『本花風』
航海の安全祈願。愛する人を海に見送る悲しさ愛おしさを舞で見せます。
組踊は『萬歳敵討』です。
普段、古典に触れる機会が全くなく まして遥かに雲の上の家本の皆様が 渡嘉敷島に来て下さいました。
☆ 『組踊』は 『萬歳敵討』
大まかに言うと 父の仇討ちを踊りを披露しながら討ち取るお話です。
お能のように静寂で 静かな舞の奥深さ、古典の奥行きに終始感慨深く見入りました。
このような伝統芸能を鑑賞させて頂きまして 心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
お写真は皆様の許可を頂いて記載しています。

「『国指定重要無形文化財』組踊・渡嘉敷公演」への4件のフィードバック

  1. 貴重なお時間過ごしたのですね行きたかったな~『かぎやで風』とかは三線でも今勉強中ですし、そのような本格的な舞台を観られるのは興味深くうらやましいです
    なかなか前もっての情報が得られず、合わせて伺うのが難儀ですまぁ経済的な問題もありますが
    また色々情報発信お願いします

  2. 私は八重山古典民謡ではないので、そのようなくくりはないんです学ぶことはあっても、微妙に唄い方とか内容が違うんですよね~知り合いには両方やってる人もいるんですが、私はまだまだ手一杯で

  3. 角〇娘さん
    八重山ですか?ごめんなさい。ちっとも分からなくてお聴きしたのは三線には、安冨祖流と野村流の2つの流派があるそうで角〇娘さんはどちらかなぁ?と思ったんです。
    渡嘉敷島には安冨祖流の師範(教育長)がいらして皆に教えて下さってるそうで、今回の組踊での三線の先生は野村流なんだそうです。
    全く違いというか、三線の事はわかりません^^;

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