琉神マブヤー



近頃 沖縄では子供達に 『琉神まぶやぁ』(リュウジンマブヤァ)が大人気です。
沖縄盤仮面ライダー風です。
弱い者を助けて 悪者を退治する
やっぱり いつの時代も悪人を倒す 正義の使者を待ってるのね。
さてマブヤーですが
『マブイ』といって標準語では魂と略しておきましょうか。
例えば道で転んだとすると 『マブイ』が落ちるといい
転んだ場所で『マブヤー マブヤー』と言って 落としたマブイを汲み上げる真似をします。
方言を直訳するのって難しいのですが イメージで一番近いのが 心『魂』です。
『マブイ』をどこかで落としたままでいると 心ここにあらず
どこの家でも一度は『マブヤー。マブヤー。タックミタックミ』と言って 地面から何かを汲み取る動作をした経験があります。
おまじないのように マブイを体内に戻し 正気を戻す。
近年 標準語の普及で マブイの言葉すら薄らいできた矢先に
マブヤーの登場です。
この琉神マブヤーのアットホームで暖かい(笑顔がこみ上げる)ことは
素晴らしい教えにあります。 
悪漢退治した後に 必ず『ごめんなさい』と悪者達が整列して謝るのです。
『ありがとうございました』と 頭をキチンと下げて 礼儀を正す
全てのストーリーで 最後に 『謝る動作』 『感謝の言葉』を 繰り返してます。
子供達の目は キラキラと一部始終を追うのです。
マブイは 太陽の如く 力強く 煌々と燃えて 
悪事は滅び 正義が勝つ
澄んだ太陽が 次世代へ魂を伝えていきます。

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