


畑の宝物 お米
渡嘉敷村商工会の女性部が『むらさき黒米』と大豆・白米でお味噌を 完成させました。
きっかけは、幾度も商工観光課(役場)から地産品を作ってほしい。と頼まれた事です。
商工会女性会員16名、観光従事者が殆どで、それぞれが縁の下の力持ちの主婦です。
まず、何を作るか課題として、1人1人無記名でやりたいことを書き出してもらいました。
多く出たのが『味噌』でした(大変なのがわかるのでヒヤヒヤ)。
女性全員で協力を誓ってから、試行錯誤が始まったのです。
母業と仕事は大変忙しく、参加できる顔ぶれは次第に限られいきました。
でも何かが生み出される時は、意志があれば必ず実ります。
島の人口は約700人。観光客の皆様は…大勢お越し下さいます。
お味噌が形になってくると、食べさせてほしい。とあちこちから頼まれるようになりました。
何十パターンと試作品を作り(シークワーサーを入れたり→アカンカッタ)何故か関西弁。
改善に改善しながら幾日も幾日も粘り、丸々24時間発酵を観察し、とにかく根気よく作り続けます。
手作業ですからそれぞれ家庭の蒸し器を4台、大豆を丸一日 朝から晩まで何10キロと茹でて、ひたすら潰します(今冬からはやっと潰し機が入りました)
島のハルサー(畑人)の當山さんは苦労を重ねながら、黒米をつくっています。
で!黒米味噌を研究する事にしました。黒米にはミネラル・ポリフェノールのアントシアニン・ビタミンBビタミンE・カルシウム等々 『色黒の魅力がズッシリです』
手作りのお味噌は、味の深見、旨味、香りが全く違い (ふんじゃ。チバルンド~!!)
冬の時間帯と違って、観光シーズンになると、仕事に一息つく間もなく、車を飛ばして加工所に飛び込み 汗ビショになりながら、ワッセワッセ!
時間を睨みながら 交互に出たり入ったりする仲間。
4時20分ギリギリ、タイムリミット。走って戻ると送迎や業務にスタンバイ。あっという間に夕食時間、ドドーッと疲れがピークになります。
なのになのに、夜になると 沸々と力が湧いて お互いに声をかけて立ち上がる仲間。
夜に強いワタシも、今年はグロッキー。 ヨレヨレのヨレ。
皆勤した仲間は4人。その中に商工会の指導員がいます(感謝、感謝×10000倍)他アドバイザー2人。時々参加が数人(大切な仲間達)。
1人欠けても、完成しませんでした。
さて、お味噌ができてくると あちこちから、試食させてと友人が集まります。6月までは 加工所にくる人にだけに度々、袋に詰めて持って帰って味わって頂きました。
人口は約700名です。人から予算を頂いて作っている味噌ではありません。試食させてくれ。島で食べれるように、売らないと!の声が届きます。
『何言ってまんねん?私達はマシンじゃないのよ』(本音)
食べたいなら一緒に作ろうぜい(・・・・)と、いつしか鼻息が荒くなってきました。
でもって誕生しましたよ。そして、これからがスタートです。
味を見せて。と言ったら頭を噛むかもしれません。歯型は4つ。
島で作った味噌なら島人が食べなくちゃ。観光客にバンバン売ってよ。なんて気楽な声が聴こえたら、加工所に殿堂入りして頂きます。
まだまだ続く観光業、でもやってくる台風休暇に我々は 昼夜ぶっ通しで味噌作りに馬力をかけます。
1人でも多くの仲間を待っています。一緒に作らなくては、味見はできません (待った!もう味見はなし。いつまでたっても、樽が増えない)
商工会員でなくても かまいません。
やる気がある仲間 待ってます。
…今日のブツブツ。
美味しそうな味噌!
いいですね~。
じゃがさん(p-sou)
ありがとうございま~す。やっと味噌が完成しました~(^^)/