台風に惑わされる渡嘉敷の船事情



この数日 船が繰り上げたり、予定通り出たりして皆様が気を揉んでいます。
台風の速度が ゆっくりで 波は2.5~3m、微妙なケラマ海峡なのです。
沖縄本島が防波堤になる為、包み込まれた ケラマ諸島だけが 時化から守られる事があります。
この恵まれた地形ですから、船が出るんです。
台風のスピードが変われば、翌日 全便欠航にもなる 際どい位置にいます。
毎日、お客様にご宿泊を お断りして 慌ただしく 日帰りが続いています。
空が晴れ、アハレンは湖のように波もない風情の中、お断りするのは 苦しいのですが 長引くと埋め合わせができなくなります。
空は晴れ 風も中途半端に心地よく、これが渡嘉敷島です。
秘境ではございませんが、良いスポットは 安易に来れない、だからこそ 自然が生きてる“島”でございます。
厳しい嵐が海の中をすっかり掃除して、陸上の植物に これでもか!と再生の力を与える、脅威ではありますが 逞しさをくれます。
人も同じ、八方塞がりの中 カラダを休めて 沢山寝て、 再生の時を待ちます。
さて本音、『お~い!タイフゥン。サッサと来て スイーンと反れて、パビュ~って過ぎていって~。 お願い、早く来てよ~!』

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