とある追想

アウトドアフェスティバル最終日・7時発
3日前の事である。
大阪空港離陸35分前
昼食をとる暇がなかったので 空腹虫が鳴いてしまった
ロビーには“立ち食いそば”しかない。
申し訳なさそうにSが
「こんなとこでもいいですか?」と尋ねた
「はい」と言って 行列に並ぶ事になる
(内心)ワクワク
こういうチャンスにしか 食べれない
憧れの“立ち食いそば”
Sの後ろに並ぶ
男性陣に混じっての緊張はあったけど 直ぐ順番がきた
シンプルな看板には『カレー・かき揚げ・ネギわかめ各うどん・そば』とある
ウキウキ声で「ネギわかめうどん下さい」
「ねぎわか一丁!」
あっというまに出来ちゃった。
ドン!と目の前に置かれ
唐辛子を指された
『いれろね』
唐辛子を振った
蓋が開いた訳じゃない
な・の・に ガバッと てんこ盛りになった
\(◎o◎)/
あーーーーーー!
叫んだのは 店員
だが 超スピードで 大スプンが山をすくった
うどんを代えてくれる様子はない
次の人に「何します?」とパスされて
Sの立つテーブルに うどんを運ぶ事となる
「見て」
真ん中がなくても
円盤型に唐辛子は赤々と丼を飾っている
「なんで私はいつもこうなのかしらね?」
Sがムセッた。
カレーうどんを食べている
“カレーうどん”も“唐辛子うどん”も似たようなもの
で食べる事にした
ゴクンゴクンとお汁を飲んでみる
ピリ辛!いける
まーまーじゃない♪
途端に憧れの“立ち食いうどん”に ご機嫌になっていた
ちゅるちゅると 完食
なのに まだSはカレーうどんを 一本ずつ すすっていた
そんな感じじゃん
私が先に食べ終わるなんて…。

「とある追想」への2件のフィードバック

  1. いるんですね、うちの家内のほかにも(笑
    忘れもしない25年前、長野のスキー場での昼食でした。
    回せばいい七味唐辛子の蓋を手で開けて一気に!
    美味であるはずの本場の天ぷら蕎麦には、そう!赤い山が。
    もちろん、収まったのは私の腹の中にでしたが…
    そのせいで、沖縄でもテーブルの小瓶には手が動きにくくて。

  2. よかった〜。唐辛子の山盛り経験者ですね。沖縄は、液体の島唐辛子(コーレーグース)があって、数滴で辛くなりますから用心して下さいね。
    私は、このコーレーグースで舌が鍛えられています(笑)

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