渡嘉敷島の大綱引き



今日は旧暦の6月25日
豊穣感謝の日です。
役場の前に 東西に向けて 約100mに及ぶ 大綱が準備されました。
この大綱は 自前(渡嘉敷島の稲わら)です。
沖縄各地の大綱引きは、 都会化が進んで 水稲の作付け面積の減少した為に 海外から輸入した ワラで綱を作るのですが、渡嘉敷島は唯一 水田を維持しています。
渡嘉敷区のお年寄りから子供まで 皆が揃って 朝から1日がかりの 大作業をするのです。
あらかじめ干していた 稲ワラを 東西に分かれて ワラを打ちます。
まずワラ束を作り 編んで縄の元を作ります。
出来上がった 稲縄を3本寄り合わせて 1本の綱に仕上げていきます。
木の上から 吊り下げて 3人の男性が1本ずつ持ち、 時計回りに『より』を掛けるように 引き締めていきます。
18時半。カヌチ棒を東西の綱に通すと 旗頭の睨み合いと同時に 銅鑼が鳴り響き
『サーサー!』
『ハーイヤ!』
と白熱の綱引き大会が スタートしました。
今年の勝負は、 西の勝ち。
西が勝てば 五穀豊穣、豊作と言われます。
去年まで 3連勝していた東が勝つと 無病息災、豊漁と言われています。
どちらが 勝っても負けても 渡嘉敷島の豊かな恵みに 感謝する1日でした。

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